ちゃわん武士です。
東京都内でカツ丼といえば、
- 渋谷の、かつどん屋 瑞兆(ずいちょう)さん
- 目黒の、とんかつ かつ壱さん
- 代々木上原の、とんかつ武信(たけしん) 代々木上原店さん
- 四谷三丁目の、鈴新(すずしん)さん
- 神田の、とんかつ やまいちさん
- 西荻窪の、坂本屋(さかもとや)さん
- 人形町の、洋食 小春軒(こはるけん)さん
などが有名です。
今回は、『坂本屋(さかもとや)』さんを紹介します。
坂本屋(さかもとや)さんってどんなお店なの?
1923年創業、西荻窪にある定食屋さんです。
一時期、休業していたので、このまま閉店してしまうのか?と惜しむ声もありましたが、2019年10月29日から営業再開しています。
「dancyu(ダンチュウ)」という雑誌で、料理評論家の山本益博さんが、”日本一のカツ丼”と称されたことで、「かつ丼」が有名になりました。
昔は、「ラーメン」「チャーハン」「餃子」「かつ丼」「オムライス」「肉野菜炒め定食」などがありましたが、今は「かつ丼」と「ビール」のみです。
店内利用ではなく、テイクアウトもできます。
週3でランチのみの営業となっているので、ご注意ください!
定休日:月水金日
坂本屋さんのメニューは?
- かつ丼 850円(税込)
- ビール 550円(税込)
【西荻窪】坂本屋さんでカツ丼ランチしてきた!
アクセス(行き方)は?
JR西荻窪駅から3分くらい歩いたところにあります。
どんな雰囲気のお店なの?
カウンターとテーブル合わせて、10席の広さの店内です。
二人で切り盛りしている、アットホームな空間でした。
▼テーブル
▼店内の様子
行列・混雑状況は?
平日の13:10に伺ったときは、2〜3組並んでました。10分くらい待つと、入れました。ちなみに、テイクアウトしていくお客さんも2組いました。
退店したときも変わらず、2〜3組並んでました。
さて、お味は?
メニューはカツ丼のみ。そのため、入店するや否やオーダーが通っています。
ご飯少なめにしたい人は、入店するときに伝えるとよいでしょう。
2つずつ作る感じなので、提供時間は多少かかっていました。お腹をすかせて、待ちましょう。
しばらくすると、『かつ丼』がきました。味噌汁と漬物が付いてました。
白身と黄身のコントラストが美しく、グリンピースの緑も映えていました。
特に、グリンピースから、昔ながらなカツ丼だなあと感じました。最近のカツ丼は、グリンピースではなく、三つ葉が多いかもしれません。
グリンピースは、好き嫌いが分かれるかもしれませんね!
結論からいうと、なんだかわからんが、美味しいカツ丼でした。素材というよりも、全体的なバランスが神がかっていました。
美しい見た目ですが、町の定食屋さんが出す、普通な感じも兼ね備えています。黄身と白身を溶きすぎないことで、どちらの良さも味わえます。
断面を見ても、とんかつ、卵、グリンピース、玉ねぎ、米が使われており、特に変わったものは見当たりません。
だけど、美味しいカツ丼に仕上がっています。不思議だなあ・・・絶妙なバランスです・・・
あえて挙げると、”玉ねぎの甘み”と”とんかつの脂の甘み”の使い方が、匠でした。
サクサクではなく、フニャフニャのとんかつでした。噛むたびに、脂の甘さがでてきます。そこに、玉ねぎの甘みも加わり、ご飯が超絶進みました。
普通のカツ丼のように見えて、普通じゃないカツ丼でした。食材ではなくて、料理の人の腕が伝わってくるカツ丼でした。
850円で、このカツ丼はありがたすぎる・・・日本一のカツ丼は、健在でした。
ご馳走さまでした。
東京都杉並区西荻北3-31-16
営業時間:[火木土]11:30~15:00
定休日:月水金日
食べ歩きの道は、まだまだ続く・・・