ちゃわん武士です。
入谷グルメといえば、
- 暮ラシノ呑処 オオイリヤさんの居酒屋
- レストラン香味屋さんや、キッチンRさんの洋食
- 入谷鬼子母神門前のだやさんや、あかぎさんの鰻
- いせや千束さんの天ぷら
- 東嶋屋さんのカレー
- 麺処 晴さんや、クラフトラーメン ビット(Craft Ramen BiT)さんのラーメン
- ほしのまさんのそば
- 関西風手打うどん いらっしゃいさんのうどん
- トロントさんの喫茶店
- イリヤプラスカフェさんのカフェ
などがあります。
今回は、『関西風手打うどん いらっしゃい』さんを紹介します。
関西風手打うどん いらっしゃいさんってどんなお店なの?
入谷にあるうどんやさんです。不揃いの手打ちうどんと、優しい関西だしが特長となってます。
なかでも、具沢山のしっぽくうどん、きつねとたぬきを合わせたまじりうどん、天ぷらとともに味わうかき揚げうどんが人気です。
食べログのうどんTOKYO百名店 2020、うどんEAST百名店2024に選ばれてます。基本はランチ営業で、火曜のみディナーでも楽しめます。
関西風手打うどん いらっしゃいさんのメニューは?
一部のメニューのみ、紹介してます。
うどん
- もり 600円(税込)
- きつね 650円(税込)
- まじり 700円(税込)
- しっぽく 750円(税込)
- 野菜 750円(税込)
- ゆずきり 750円(税込)
- かけ 580円(税込)
- たぬき 650円(税込)
- かき揚げ 650円(税込)
- うめ 750円(税込)
- 高菜 700円(税込)
- 昆布 750円(税込)
- 【夏季限定】冷やしおろし 700円(税込)
入谷「いらっしゃい」で出会う、黄金だしに浸かる不揃いなうどんたち
関西風手打うどん いらっしゃいさんまでのアクセス(行き方)、お店の雰囲気、行列や混雑状況、料理を食べた感想を書いてます。
アクセス(行き方)は?
入谷駅から4分くらい歩いたところにあります。JR鶯谷駅から5分くらいです。
どんな雰囲気のお店なの?
L字型カウンターのみ、8席の広さの店内です。外観から渋さがダダ漏れており、内観もいい感じに年季が入ってます。
店主一人で切り盛りしている姿は、下町に溶け込んでおり、ここが東京であることを忘れさせてくれます。

行列・混雑状況は?
火曜の19:05に伺ったときは、並ぶことなく入れました。先客は4人でした。この日は、私が最後のお客さんとなり、早めに店仕舞してました。
さて、お味は?
閉店間際ということもあり、提供できるメニューが限られていることでした。嬉しいことに、第一希望の『しっぽくうどん』が通りました。
太いうどんなので、茹で時間は長めだと予想できますが、全く気にならない早さで、提供されました。

うどんから放つ熱気で、かつお節が踊ってました。その横で、きつねが小躍りしてました。
具沢山で、よだれが垂れるほど、美味しそうな表情を見せてくれました。うどんの上には、たっぷりのかつお節、多めのきつね(刻んだ油揚げ)、凛としたたけのこ、肉厚のしいたけ、青々としたほうれん草がのってました。

ねぎ、生姜、胡麻の薬味は、別皿で提供されました。生姜は、擦りたてでした。

かつお節の下を覗くと、不揃いのうどんが隠れてました。
十人十色という言葉がぴったりなくらい、一本一本の太さや形が、異なってました。

全体的には、噛みごたえ抜群で、ワシワシとした食感を楽しめました。噛み締める旨さがありました。

澄み渡るうどんのつゆから、湖畔のほとりのような静けさを感じました。いりこや昆布で取った、優しい関西だしとなってました。出汁文化で育ったものとしては、五臓六腑に染み渡りました。

それぞれの具材が、旨さを引き上げてくれました。
コリコリとしたたけのこは、食感にアクセントを与えてくれました。かつお節の華やかな香りによって、うどんのつゆに旨味が足されてました。

きつねは、つゆを吸い込みながら、大きく膨んでました。ふわふわとした食感とともに、噛むと、甘さを含んだつゆが、じゅわっと広がりました。
一方で、甘辛く煮込んだ椎茸を噛むと、きのこの旨みとともに、違った甘さを堪能できました。青々としたほうれん草は、お浸しのように、優しく包んでくれました。

具沢山ながらも、素朴さと懐かしさが共存し、慈悲深く心温まる一杯に仕上がってました。日常に溶け込んでました。
黄金に輝くだしに浸かる不揃いなうどんたちが、あなたを待ってます。”いらっしゃい”で出迎え、”いってらっしゃい”で見送ってくれる名店でした。
ご馳走さまでした。
東京都台東区下谷1-13-10
営業時間:[火]11:30〜14:00 18:00〜20:00 [水〜土]11:30〜14:00
定休日:日月
食べ歩きの道は、まだまだ続く・・・